自分はこの程度じゃないはず!承認欲求とうまく付き合うには
承認欲求とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。(Wikipediaより)
マズローの法則の上から2番目のもの、といえばおわかりになる方も多いかもしれません。
承認欲求は人間として高度な欲求でありながらも、SNSが猛威を振るっている現代では、自分が現在何人に承認されているか、いいねやフォロワーの数として数値がはっきりと現れることから、自分と人とを比べやすくなっています。
承認欲求は、現代人類が1番囚われやすいステージではないでしょうか。
承認欲求は悪いものではない
承認欲求自体は自然なものであり、すべての人に存在します。
- 個人として承認されたい
- 大切に扱われたい
- 考えを理解してもらいたい
承認欲求とは、皆が持っているこのような気持ちです。
例えば小さい子が絵を描いたときに、大人のところに走って持っていって「ねぇねぇ見て見て!」と言って出来具合をほめてもらうようなことも承認欲求に該当しますし、自分が挨拶をした時に相手が挨拶をきちんと返してくれる、これも自分という存在を相手が承認したことの証です。
このような何気ないやりとりを繰り返すことで、私たちの承認欲求は満たされていきます。
このような傾向に注意
では、承認欲求がどのようになった時、問題となるのでしょうか。
このような傾向が現れたら要注意です。
- 周囲の反応や人の目が常に気になる
- 周囲の気を引いていないと落ち着かない
- 自分の話がしたくてたまらない
- 極度の寂しがり
- 見栄のために話を誇張してしまう
常に他者に承認、称賛をされていないと落ち着かない状態や、自分を否定するものがないか、又はされそうな傾向がないか確認し続けないと不安でいられない、このような傾向が見られる場合は要注意です。
どのような対策がある?
自分の承認欲求が過剰だと感じた時は、自分が承認を受けたい対象を明確化することが大切です。
自分は誰に承認されたいのか?親、パートナー、上司……具体的な対象をイメージすることで、対策が見えてくるでしょう。
具体的な対象はいないけど、わたしはみんなの人気者でいたい!というような承認欲求の場合は、「みんな」の定義を行います。
みんなとはどんな人たちのことか。年代は?性別は?どんなグループに所属しているどのような人たちかまで具体的にイメージします。
その後、そのうちの何人のことかを決め、アプローチを行なっていきます。フォロワー100人!のような目標も明確で良いですね。
この時大切なことは、すべての人から認めてもらいたいという気持ちは捨てることです。
どんなに有名な芸能人にもアンチがいるように、日本国民全員から愛されている人はいません。
自分が認めて欲しい人を自ら選び、そこにエネルギーを集中させることが大切です。
まとめ
- 自分の承認欲求が強い場合は、誰に承認されたいかを明確にする
- すべての人に愛されている人はいない
おつかれさまでした!