30代会社員は逃げ切れるか?

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30歳でFIREした方の書籍を読んだ感想

穂高唯希氏の著書、『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』を読みました。

 

穂高さんの作戦

内容としては色々参考になった部分がたくさんあったんですが、すごくわかりやすかったのが、ひたすら節約して資産形成するというところ。彼のFIREに至る道のりは、ものすごく相場を読んでいるとか、売買手法が優れているとか、技術や知識がメインではなくて、圧倒的な資金の注ぎ込みを続けることで資産を形成していくという作戦でした。

 

収入の8割を投資に回す

どれくらい資産を注ぎ込んでいたかと言うと、書籍説明文にもあるように、収入の8割を投資に回しているとのこと。実は私はここであれ?と引っかかったんですよね。実際、収入の8割を投資に回せるのだろうかと。8割投資に回すということは、収入の2割で暮らすということです。月収だと絶対に無理。ボーナスを含めて考えても……あれ、これ無理じゃね?

 

一人暮らしの生活にかかる費用

生活費ってそれぞれ違うと思いますが、平均だとみなさんどれくらい使ってるんでしょう、ということで調べました。インターネットって便利ですね。貯金と家賃を除くと12万くらいらしいです。

https://blog.ieagent.jp/hitorigurashi/jyosei-hitorigurashi-seikatsuhi-28487

ここからたどり着いた結論は、穂高氏は高級取りなんだなぁ、ということです。仮に彼が10万円で生活していたとして、2割が10万円なら10割は50万、年間600万円の手取りがある計算になります。  

 

年収820万あれば可能

手取り600万をもらうためには、年収は820万円ほど必要です。わぁ、庶民には無理無理ー!ということで、かなり恵まれた環境でのFIRE達成であったことが推測できるわけですが、きっと年収820万円を稼ぐ三菱系のサラリーマンは、水筒にお茶を入れて毎日持っていき、コツコツと節約して引退するような生き方をあまり好まないんじゃないかなぁと勝手に推測します。(節約するくらいならその分稼ぐぜウェイ!みたいなめちゃくちゃな偏見より)なので穂高氏は会社ではなかなかレアな人材だったのではないでしょうか。

 

我々庶民ができること

ただ、我々庶民ができることも、FIREを目指す限り、穂高氏と大きくは変わらないであろうことは確かです。節約をして投資に回す。投資ではできるだけ資産を減らさず利益を上げて、目標金額に毎日毎月コツコツと近づいていくことです。そのためにわたしも毎日お茶を水筒に詰めますし、おやつはコンビニで買わず、スーパーで買いだめたものを会社に持参するのです。この苦労が報われる日が来るのを指折り数えて待つ、耐えろ、耐えるんだわたし!!

 

おつかれさまでした!